「服を作る前に”人”を作る」
これが当社のものづくりの信念です。ミシンは道具、使う人によってできるものは変わります。だから、イワサキはいい商品を作ることができる人を育てることに力を入れています。

当社は、社内に「岩崎洋裁高等職業訓練校」という、大阪府で唯一単独の事業内職業訓練校を併設しています。これは、国の職業能力開発促進法という法律のもとに行われる技能開発教育で、イワサキでは普通訓練課程洋裁科の訓練を毎年行っています。1970年より40年以上にわたり、約600人の修了生を送り出してきました。
訓練では、洋裁知識はもちろんの事、洋裁技術・生産工学・安全衛生・パターンメイキング等のカリキュラムを組み、特にパターンの勉強には力を入れています。
訓練期間は、専門学校、短大、大学で服飾関係学科を卒業した人は入社後1年間、その他の人は2年間。仕事をしながら訓練を行い、修了時には大阪府知事より修了証書並びに洋裁技能士補の資格が取得できます。
指導には、「特級洋裁技能士」の資格を持つ安達社長を初め、指導員免許を持つベテランの先輩社員があたります。
各自が国家検定洋裁技能士の資格取得を目指し、 日々の仕事の中でも常に技術の向上に意欲を燃やし、会社全体で、毎日よりよい製品作りに努めています。

訓練の成果を発表する場として、年に一度、大阪府主催の『ものづくりコレクション』において ファッションショーと作品展示を行います（知事賞をはじめ、各協会長賞も受賞できます）